「伝統を守る」 大阪・岬町の練り天ぷら屋、中塩路伸子さんの奮闘
大阪府泉南郡岬町淡輪に昔から操業している練り天ぷら屋は一軒のみ。かつて数十軒もあった和歌山市周辺の練り天ぷら屋は、昔ながらの慣習の変化と深刻な後継者問題により、徐々にその姿を消していきました。中塩路伸子さんは継承後、精力的に販路開拓に力を注ぎました。さまざまな場所に出向き、練り天ぷらを試食してもらい、伝統製法による手づくりの美味しさを伝え続けました。その努力が実り、今では中塩路さんが開拓した7店舗を含む15店舗に商品を卸し、さらに、地元のマルシェやお祭り、子ども食堂などにも、その味を届けています。
「若い頃、家業が『天ぷら屋』だと言うと、バカにされたように笑われたんです。それが本当に嫌で、恥ずかしくて。でも、今は違います。心からこの仕事と岬町を誇りに思っています」
中塩路の天ぷらの取り扱い店舗や産直市場は多くありますが、代表の中塩路伸子さんは日々奮闘しています。古くから受け継がれてきたものの灯を消さぬよう、地域活性化にも貢献されています。
コリコリ食感とタコの風味が“酒の肴”にぴったりなコラボ商品も不定期で販売しています。伝統は、それぞれの地域や社会が長い年月をかけて育んできた独自の文化であり、多様な価値観を伝え継ぐものです。手づくりの品は、大量生産品にはない温かみと味わいがあります。
「中塩路の天ぷら」に興味を持った方は、公式インスタグラムや基本情報をご覧ください。
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