南牟婁郡御浜町まとめ:稚子塚例大祭で神事を執り行う
三重県 南牟婁郡 御浜町で、4月3日に「稚子塚」の神事が執り行われた。毎年、この日は姫の命日であり、昔は多くの出店が出て相撲もとられていた賑やかな祭りであった。しかし、数年前までは餅ほりもおこなわれていた祭りも今は神事のみがおこなわれている。
この稚子塚例大祭は、正徳年間(1711〜1716)に萩内の海岸に漂着した美しい姫を乗せた小舟が助けられた市木村庄屋翁了に由来する。姫は阿波の国の大名の娘で名を乙姫と言った。生計を立てるため茶店を開き、平和な一生を終えたという。
臨終にあたり、お世話になった庄屋翁了に財産を渡し『わたしが死んだなら七里御浜が一目で見える高い山の上に葬ってほしい、いつまでも村の人の平和を祈りたい』と遺言した。遺言どおり飛波山(ひわやま)に葬ったことが稚子塚である。
無病長寿の福徳が授かるとして祭りがおこなわれ、御浜町文化協会や阿田和神社によって守られてきた伝統的な神事であり、感謝と敬意を表す。


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