安中市まとめ:春の陽気に誘われ、往時の面影を今に伝える古道を訪ねた。かつての旅人に思いをはせ、まずは3月の指定で中山道碓氷峠越とともに国史跡となった碓氷関所に向かった。
安中市の住民の皆様、こんにちは!春が到来し、外出する機会も増えてきました。群馬県 安中市には、江戸時代に東京・日本橋と京都・三条大橋を結んだ中山道があります。近年は「サムライロード」として訪日外国人の関心も高まっています。
今回は、安中市の国史跡となった碓氷関所と古道を訪ねてみました。江戸幕府が1623年に設置した碓氷関所は、関東の出入りを厳しく監視し、当時はここを通過しなければ先へ進めなかった重要な場所です。
中山道碓氷峠越とともに国史跡となった碓氷関所に向かう途中には、勾配のきつい「刎石坂」があります。溶岩が固まった柱状節理が現れ、古代の遺跡をほうふつとさせる光景です。
急坂を上り切ると、眼下に絶景が広がる「覗」と呼ばれる場所があります。小林一茶が「坂本や袂の下の夕ひばり」と詠んだという場所で、旅人に餅菓子や茶漬けを振る舞った「刎石茶屋」が山中にあったとされます。
静かな林間を歩くと、いにしえにタイムスリップしたような気分になります。所々で樹木が芽吹き、春の訪れを感じることができます。青々としたコケが繁茂する風穴は涼を呼び、碓氷川の水源地は水面が鏡のようになって周囲を写した神秘的な光景です。
無事に終点の熊野神社に到着すると、安政遠足侍マラソン大会ののぼり旗がはためいていました。古道は、安中藩士が心身の鍛錬を目的に走った故事に由来する大会のコースでもあります。
来月、“令和のサムライ”が駆け抜ける安政遠足侍マラソン大会に参加される方もいらっしゃるかもしれません。是非、往時の面影を今に伝える古道を訪ねてみてください。


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