町田結香さんは、川上さんに師事し、「モネの庭」のチーフガーデナーとして活躍しています。川上さんの教えは「手入れをしていないような手入れをしなさい」で、放置しているように見えても実際はちゃんと手入れをしていて、植物が自然と湧き上がってくるような状態を目指すというものです。
町田さんはこの教えを胸に日々庭づくりに向き合い、和田昌敏支配人から「モネらしい印象派のような色使いの花の並べ方や、モネの世界観をよく理解してくれていて、申し分ない後継者だ」と評価されています。
川上さんは引退前、自身が退いた後の「モネの庭」について、「『私と違う庭』を、『モネの世界観を持って』つくってもらいたい。庭は変わるかもしれない。私がやっている庭とはまた違うかもしれないが、その人はその人なりに自分で考えて、モネのことを考えて庭をつくっていくことが、私はベストだと思う」と語りました。
町田さんはこの川上さんの思いを受け継ぎ、「モネの庭」に新たな表情を加えつつあります。花が好きな人には「いい風景だ」と、モネの絵が好きな人には「この雰囲気は、モネの絵で見たことがある」と感じてもらえるような庭を目指しています。
10年後の自分に宛てた手紙では、自信と覚悟を持って「モネの庭」のチーフガーデナーとして仕事ができていることを願っています。9年間教えていただいた事や、ここをつくってきた人たちの想いを忘れずに、仕事ができていたらいいなと思っています。


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