千葉県で渋滞が目立つエリアとその原因
千葉県には、日常的に激しい渋滞が発生するエリアがあります。木下街道(号)、国道296号(成田街道)のみです。しかもこれらの道路は多くの区間で片側1車線で市街地を通るため、通過交通と地域交通が交錯し日中はノロノロ運転が常態化しています。
このエリアの混雑解消の有効打は、外環道から成田空港まで延びる計画の国道464号「北千葉道路」、国道296号バイパスの整備、県道8号の拡幅ですが事業化されていない区間もあるためまだ長い時間がかかりそうです。
最後は木更津市の「東京湾アクアライン連絡道(以下、アクア連絡道)」高架下の国道409号と千葉県道87号の交差点周辺エリアです。渋滞の理由は近隣の大規模商業施設の存在、道路の構造、そして迂回しにくい地理的要因です。
一般道から「東京湾アクアライン」川崎方面に入る木更津金田ICでは本線料金所通過直後の車列に合流するためスピードが落ちがちで交通量が多いときは合流を頭にランプウェイへと渋滞が伸びてしまいます。
大型商業施設を出たクルマはアクア連絡道高架下のふたつの交差点のいずれかで右折しこの渋滞の最後尾につくことになります。国道409号は県道87号との交差点よりも袖ケ浦IC側でアクア連絡道北側の側道のみの片側一車線となるため袖ケ浦IC方面から木更津金田ICへと進んできたクルマはこの交差点で「左折→右折」というクランク状の動きが求められます。
これらが複合してアクアラインに流入待ちのクルマがふたつの交差点を中心に周辺の広い地域にあふれる状況を作り通過に時間のかかる渋滞となってしまうのです。迂回しようにも小回りでの有効な通り抜けルートはありませんまたアクアラインを回避して京葉道路に回っても距離が長くなる上に渋滞も発生しがちなことから時間短縮効果はあまり見込めません。
現在東京湾アクアラインでは混雑時間帯に値上げし空いている時間帯を安くして交通分散を図る「ETC時間帯別料金の社会実験」が行われていますがその効果は限定的です。2025年4月からはその料金差をより拡大する予定ですがもし十分な効果がなければ時間をずらして帰る以外に渋滞回避の策はないと考えていいでしょう。
千葉県の道路整備の遅れについては成田空港闘争関連のテロにより収用委員会が長期にわたって機能停止となったことが要因として挙げられています。ただし木更津市のこのエリアについてはそもそもの都市計画に起因する渋滞とも考えられます。
以上千葉県でとくに渋滞が目立つエリアとその原因をご案内しました。これらエリアをドライブする際は渋滞していることを念頭に時間と心に余裕を持って臨みたいところです。

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