岡崎市まとめ:山中教授が岡崎高校で講演、「ビジョン」を持つ大切さを説く
愛知県 岡崎市 の岡崎高で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)研究の第一人者である山中伸弥・京都大教授が13日、講演を行いました。同校の全校生徒と県内の中高生ら1400人が聴講したこの講演では、山中教授は自身の研究者としての原点やiPS細胞の最先端を紹介し、「ビジョン」を持つことの大切さを高校生に説きました。
山中教授は、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した研究者で、iPS細胞の作製から約20年が経過した現在、再生医療への応用が進む現状について「予想を超えて進展が速い」と指摘しました。同時に、生命倫理の観点から「『神の領域』にどこまで踏み込んで良いのか、常に葛藤している」と語りました。
また、山中教授は自身の研究者としての原点について、中学生の頃に父が原因不明の病に陥ったことがきっかけで医学を志したと明かしました。駆け出し時代には予想と全く違う実験結果が出ると「自分でもびっくりするほど興奮した」と回顧し、研究者が天職だと悟ったと語りました。
大切にしている言葉として、「VW」を挙げ、「皮膚から万能細胞を作る」という「V(ビジョン)」に向けて、「W(ワークハード)」してきた結果がiPS細胞につながったと強調しました。高校生には「何をしたいのかというビジョン。10〜20代はそれを探す大切な時間だ」と訴えました。
この講演は、岡崎市の高校生や県内の中高生らに、研究者としての原点やiPS細胞の最先端を知る機会を提供し、「ビジョン」を持つことの大切さを学ぶきっかけとなったことでしょう。


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