「南海トラフ地震に備えよ」 – 田原市で防潮堤建設が進む
愛知県田原市は、南海トラフ地震の新たな被害想定が公表され、津波による浸水被害予想も従来から変わりました。内閣府が公表した浸水想定のデータを使い、動画では、名古屋市の名古屋港周辺や常滑市の中部国際空港(セントレア)周辺、海部地域で津波浸水が広がる様子を確認できます。
田原市は全8市町村のうち5市が最高レベルに当たる最大震度7の揺れに襲われる可能性があり、太平洋岸に津波が到達する最短時間は13年前の想定よりさらに短くなり、津波高は最大で田原22メートル、豊橋19メートルに上る。
津波対策として建設中の防潮堤。赤羽根漁港一帯を囲むように造っている=田原市赤羽根町で
今回の新たな被害想定では、津波到達時間はこれまでより1分縮んで11分となったが、高台まで徒歩で移動する必要があるため、住民には不安が広がっています。建設中の防潮堤を指し、「あれ(防潮堤)ができれば。ちょっとは安心だ」と語る住民もいました。
田原市では、赤羽根漁港で津波対策用防潮堤が建設中です。市は18年、海岸から約700メートル地点に一時避難所として海抜15メートルの人工の「小山」を造った。近くに住む女性(77)は「(小山は)心もとないが、前みたいに歩けないから足の状態を見てそこに避難したい」と語る。
南海トラフ地震が発生する確率は80%程度とされており、政府は対策推進地域に29都府県707市町村を指定しています。指定では、3メートル以上の津波が予想され、海岸堤防が低い地域といった基準があります。
愛知県で想定される津波浸水の深さが分かるデジタル地図や南海トラフ地震で想定される最大震度が確認できるデジタル地図は関連リンクをご覧ください。
被害想定が見直された今、いつか襲い来る災厄にどう備えるか。地域住民と行政が一体となった取り組みがカギとなりそうです。
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