黒石市にもある!日本の温泉文化を支える「温泉街」の危機と再生策

黒石市

津軽の秘湯に潜入! 古き良き温泉街と女将さんの暖かみ

青森県津軽平野は、豪雪地帯で「厳冬」を形にしたような土地だ。冬場の通行車が寒さや雪を避けて歩けるように「こみせ」という木製のひさしが歩道に設けられたものがよく見られる弘前や黒石の中心部は、特に情緒深い町並みが広がっている。国道から色が剥げかけた温泉街の看板をくぐり曲がりくねった狭い道を下っていくと、廃業して今は民家になった客舎の間に、外湯の「鶴の名湯 温湯温泉共同浴場」が現れた。

この外湯は遠い昔、この湯に浸かって傷を癒していたツルの姿を土地の人間が目撃したことから発見されたという開湯伝説があり、外湯の名はそれに因んでいる。目の前が、その日の宿……後藤温泉客舎であった。

年季の入った部屋はストーブが焚かれており、テーブルの上にはりんごと宿帳、そして外湯の入浴券が1枚載っていた。りんごは女将さんのサービスで、青森らしい暖かみが沁みた。

◇ 実際に客舎に泊まって味わった魅力、こうした温泉街が衰退の道をたどる背景については、続く後編の記事で詳しくお届けしよう。

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