パラサーフィンの普及を目指すNOMARK代表の池上凪さんと加藤さん。彼らは、障がいや病気を持つ子供たちに海を楽しんでもらうためのイベントを開催している。24日には浜松市で、25日にはいすみ市でパラサーフィン体験会を行う。
池上さんは「一応パラサーフィンを謳ってるんですけども、ボードに乗らなくてもモビチェアに乗ってもらって海に浸かるとかとか、自由に海を楽しんでもらいたい」と話す。イベント開催には20〜30万円の経費が必要だが、地元企業の協賛で賄うことができた。
池上さんと加藤さんは、世界選手権の金メダルを手に地元企業を回り、イベントの趣旨を説明すると、多くの企業が二つ返事で協力を申し出てくれたという。イベント開催やNPO立ち上げの原動力になったのは、それまでのパラサーフィンイベントで出会った子供たちの笑顔。
昨年5月には、静波サーフスタジアムのパラサーフィンイベントで、地元に住む小学2年生だった悠ちゃんと出会った。悠ちゃんは前年、骨肉腫が判明し右足を切断する大手術を経て、抗がん剤治療を乗り切り退院後、このイベントに参加した。「絶対パラサーファーになる」と話し、練習に励んでいた悠ちゃんは今年3月26日、8歳で天国へと旅立った。
池上さんは「悠ちゃんみたいな子供たちがもっと海に入れる機会を作るからって約束していたのに。障がいや病気の子は寿命が短くて、私たちのような後天的なケガの障がいと違って、長く生きられないこともある。より早く、よりたくさんの場所で開催したいなって気持ちがありますね」と話す。
浜松といすみのパラサーフィン体験会は15日が申し込み締め切りだったが、まだ定員に余裕があるため、3歳〜小学生までの子供たちの参加を募集中。「障がいがない子でも、目隠しをして、砂浜を歩いたり、モビチェアに乗ってもらえるので、どんな人にも来てほしいです」と呼び掛けている。

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