「煮干しのビリー」は福岡県糟屋郡宇美町の路地裏に店を構えるラーメン店。松岡さんは、使用する醤油は「再仕込み醤油」を使用し、塩分は変わらずより深いコクが生まれる。目指して来てくれるお客を大切にしたい想いから、濃厚ラーメンは複数回訪れたリピーターのみに提供している。
店の特徴は、1日80杯が魂を込められる限界と松岡さんが語るように、一杯一杯に集中して作り上げている。過去に100杯以上作った経験から、完成度が低くなるため80杯が限界だと悟った。
ラーメン以外の細部にもこだわりがあり、椅子やカウンター、机の高さにも配慮し、器は醤油と豚骨で作りを変えている。コップもプラスチックではなく金属製を使用し、お茶は焙じ茶と麦茶をブレンドした特製のものを提供。
客層は地元1~2割、残りは遠方から目指して来る40代以上がメインで、神奈川、兵庫、東京からの来店も珍しくない。松岡さんはミシュラン獲得に挑戦し、「今までのファンの方たちへの恩返し」と語るように、関わる全ての人への感謝を込めた挑戦は、松岡さんの人間性を物語っている。
「人生に寄り添うラーメン」を生み出す源は、味と体験を重視し、関わる人々への感謝を忘れない姿勢である。


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