双葉郡葛尾村再生への一歩、若き畜産家の挑戦と故郷の復興

双葉郡葛尾村

双葉郡葛尾村まとめ:新たな一歩を踏み出す若き畜産家

福島県双葉郡葛尾村で、高校を今春卒業した吉田隼さん(19)が父と同じ畜産の道を歩み始めた。約5年間の全域避難を強いられた村は帰還率がなお約3割にとどまる中、隼さんは「畜産で活気を取り戻したい」と決意し、父健さん(50)が経営する畜産会社「牛屋」に就職した。

隼さんの日々の作業は早朝から始まり、約100頭の牛の餌やりや肉の加工場での仕事など慌ただしい。父子ならではの師弟関係を築き、幼少期から牛と接してきた強みも生かす。「牛屋」は村の避難指示が一部解除された翌年の2017年に健さんが設立し、隼さんも手伝うようになった。

震災前の記憶がほぼなくても、村で働くことに迷いはなかった隼さんは、「畜産で活気を取り戻したい」という強い想いを持つ。父の背中を見て日々仕事に励み、心強い仲間もできた。現在一緒に働く20代は5人で、動物や村を大切に思う人材が自然と集まった。

隼さんは「大好きな牛や羊を通して村を知ってもらいたい」と語り、同世代の若者と共に地元を盛り上げる。福島県双葉郡葛尾村は新たな一歩を踏み出し始めた。

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