いわき市まとめ:福島県いわき市で発見された貴重な化石アンモナイト
福島県いわき市と広野町に広がる地層から、国内では北海道以外で初めて確認される貴重な化石である2種類のアンモナイトが見つかりました。県立博物館などの研究グループが日本古生物学会の国際学術誌に論文を発表したものです。
今回発掘されたのは、恐竜が生きていた中生代白亜紀の後期などにあたる約9140万~約8800万年前の地層から見つかったエゾセラス・ミオチュバキュラータムとシュードオキシベロセラス属の一種です。いわき市から楢葉町にかけては白亜紀の地層群が細長く分布し、このうち、いわき市から広野町に広がる同じ地層から2種とも発掘されました。
この地層群からはこれまで、南方の海に生息していた種が見つかっていましたが、今回北方の海の種が確認されたことで、二つの海流がぶつかる海域だったのではないかとみられています。アンモナイトは進化の速度が速いため、地層の年代を区分できる示準化石として用いられます。
実際にこの地層群から発掘された標本の一部は一般人が見つけた化石でした。いわき市アンモナイトセンターでは体験発掘が週4回開催され、年間約1万人もの参加者がいます。この体験発掘に参加することで、貴重な化石を発見できるチャンスがあります。
この発見は海流や陸地の変動を解明する貴重な手がかりになるとして、アンモナイトセンターの研究員も話しています。いわき市で生活している方々は、このような自然の不思議に触れることができます。


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