喜多方市まとめ:手間と時間を大切に守る老舗せんべい店「山中煎餅本舗」
福島県 喜多方市には、創業100年を超える老舗のせんべい店「山中煎餅本舗」があります。6代目となる渡部ひとみさんは、機械化が進むなかでも伝統の手焼きを守り続けています。
同店は、炭火を使った手焼きで作る「たまりせんべい」が名物です。職人による丁寧な手焼きで、香ばしい香りとサクッとした歯切れの良い食感が特徴です。渡部さんは小さいころから店で職人の姿を見て育ち、父親の後を継いで14年前に跡を継ぎました。
しかし、経営は厳しい状況にありました。機械による大量生産が進むなか、手焼きの山中煎餅本舗も安い価格設定で他店に対抗してきました。しかし、渡部さんは「伝統の手焼き」をやめることは考えませんでした。
そのため、「手焼きの美味しさを知ってもらう」ことを原点に戻し、品質を高めることで差別化を図りました。価格も見直し、機械で焼いたせんべいと同じくらいの価格では分かってもらいづらいと判断し、高くても手間と時間をかけて焼いているものを理解してもらうようにしました。
現在は、売り方にもこだわっています。高品質な商品を適正な価格で提供することで、喜多方市の住民に愛される老舗店として存続しています。

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