西白河郡泉崎村まとめ:福島県で進む物流改革、CO2削減に貢献する異業種混載輸送
福島県西白河郡泉崎村は、DNP(大日本印刷)グループの物流会社・DNPロジスティクスと王子グループの王子ネピア、王子物流が共同で進める「異業種混載輸送」の拠点として注目されています。5月中旬から開始されたこの取り組みは、両グループの製品を1台のトラックで同時に運ぶことで、CO2排出量を約50%削減することが可能です。
泉崎村にあるDNPの泉崎工場と王子ネピア福島工場が地理的に近いことから、両グループは共同輸送の実証実験を行ってきました。2024年12月から開始されたこの実証実験では、従来と比較して年間で約60台のトラックを削減し、CO2排出量を50%以上削減することが可能であることがわかりました。
異業種混載輸送にあたり、DNPはトラックの荷物の積み方を「1段積」から「2段積」に変更。積載物の重量制限の範囲内で、積載量を従来の16パレットから28~最大32パレットに増やしたことで、トラックの荷台のスペースを確保し混載輸送を可能にしました。
具体的な異業種混載輸送の流れは、王子ネピア福島工場とDNP泉崎工場で荷物を搭載し、DNPグループの関東地区の工場・倉庫や王子ネピア江戸川倉庫(東京都江戸川区)で荷物を降ろすという順番です。トラック荷台の前方に王子ネピアの商品、後部にDNPの製品を搭載して輸送し、混載輸送によって両グループの製品の品質に影響が出ないことを確認しています。
今後も3社は異業種混載輸送の取り組みを通じて、CO2排出量の削減や物流の人材不足などの課題解決につなげる予定です。さらにこの取り組みを他の業種・エリアに拡大することも検討しています。
西白河郡泉崎村は、福島県の物流改革の先駆けとして注目されています。CO2削減や物流の効率化が進むことで、地域経済の活性化も期待されます。

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