揖斐郡揖斐川町まとめ:長良川河口堰30周年と伊勢湾の貧栄養化問題
岐阜県 揖斐郡揖斐川町は、長良川河口堰が運用開始から30年を迎える中、伊勢湾の貧栄養化問題に直面しています。揖斐川の漁業者たちは、長良川河口堰と徳山ダムの影響でシジミやノリの水揚げが減少していることを懸念しています。
長良川河口堰は、治水と利水を目的にした可動堰で、1995年7月に運用を開始しました。同堰は、上流域の淡水化を促し、愛知、三重県、名古屋市の水道用水や工業用水として毎秒22.5立方メートルの取水を可能にした一方で、河口から流れ込む水が湾内に届かず、エスチュアリー循環が低下し、貧栄養化を招いています。
元愛知県水産試験場長の鈴木輝明名城大大学院特任教授は、「河口堰が川の流量を抑えることで、湾内の『エスチュアリー循環』が低下し、貧栄養化に影響している」と指摘しています。
三重と愛知両県の漁業協同組合連合会は、長良川河口堰・徳山ダムの運用と伊勢湾の貧栄養化の関連について開門調査を含め調査を求める要請書を提出し、意見交換が始まっています。
漁業者たちは、流域は海も山も川もつながっていることを強調し、上中流域の岐阜の人たちも一緒に考えてほしいと呼びかけています。


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