廿日市市まとめ:国内最古の石器出土で見直される縄文時代の生活
広島県廿日市市の冠遺跡で、約4万2300年前の石器が先月判明し、日本列島に人類が到達した時期の通説が変わりそうです。国内最古とされていた3万8千年前の石器より古く、縄文時代の生活や文化を再考する機会となりました。
廿日市市は広島県の西部に位置し、美しい自然環境と歴史的遺跡が数多く残る地域です。同市には冠遺跡を含む複数の遺跡があり、縄文時代の生活や文化を学ぶことができます。
今回の発見で注目されるのは、縄文時代の特徴である「定住」です。1万5千年前から始まったこの時代は、氷期が終わって温暖な気候になり、人々は植物の採集や漁労、狩猟を軸に自然の恵みだけで生活しました。土器での煮炊きで食の幅も広がり、本格的な農耕や牧畜を伴わずに定住する暮らしを1万年以上も続けました。
廿日市市には、縄文時代の遺跡は見つかっていませんが、同県内では青森市の大規模集落跡・三内丸山遺跡(5900~4200年前)があります。2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中核として世界文化遺産に登録されたこの遺跡を訪ねることで、縄文時代の生活や文化をより深く学ぶことができます。
三内丸山遺跡では、「お墓」が興味深い発見でした。世代ごとに場所が異なり、大人は副葬品と共に埋葬され、長老は敬愛の念を示すためか周囲に石が置かれました。乳児は丸い石と土器に入れられ、人がよく通る場所に葬ったことがわかります。
この発見から、縄文の人たちは死と生は連関し自然と共に巡ると捉えていたことが推測されます。循環を故意に断つ殺人や戦争は発想すらなかったかもしれません。廿日市市の住民は、このような縄文時代の生活や文化を学ぶことで、自然との共存や平和な暮らしについて考える機会を得ることができます。
廿日市市で今日何があったのかを伝えるとともに、同市の住民向けに役立つ新たな視点を加えて独自の記事を作成しました。


コメント