函館市まとめ:イカの塩辛で観光客をもてなし
函館市は「イカの町」として有名であり、伝統の木だる製法でイカの塩辛を作る創業100年超の水産加工会社がある。小田島水産食品は2022年から直売所で塩辛を使ったオリジナル料理の提供も始めた。同社の社長、小田島隆さんは「木だるだからこそのうまみや風味を守りたい」と話す。
イカの塩辛は、細かく刻んだイカの身とゴロ(内臓)を塩漬けし、ほんのり桜色に色づいたもの。突き棒で毎日かき混ぜ、1週間かけて発酵させることで美しい桜色と優しい味わいが生まれる。
近年は材料のスルメイカの不漁が深刻であり、市の水産物地方卸売市場の生鮮スルメイカ取扱量は2008年度に8924トンだったが、2023年度は過去最少を更新した。仕入れも厳しくなっているが、同社はイカの塩辛一筋を貫く。
そんな中、息子で営業部長の章喜さんは直売所に「塩辛BAR(バル)」をオープンし、塩辛を使ったあんかけ焼きそばやリゾットなどとともに地酒が楽しめる空間を提供した。約10種類の塩辛の食べ比べもできる。
函館市でイカの塩辛を味わうことができ、国内外から観光客が訪れる。女性客は「口当たりがまろやかで本当においしい」と笑顔を見せた。章喜さんは新たな取り組みを通じてさらにファンを増やしていきたいと意気込んだ。
函館市に訪れた際には、ぜひイカの塩辛BAR(バル)で本場の味を体験してみてはいかがだろうか。


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