北海道の山を知る、札幌市北区の老舗登山店が守る伝統と情熱

札幌市北区

札幌市北区まとめ:秀岳荘が創業70年を迎え、地域に根付いた登山用品店として愛され続ける理由

北海道札幌市北区に本社を置く登山用品店「秀岳荘」が、3月で創業70年を迎えた。同店は1955年の創業以来、地元の登山家や自然愛好家に親しまれてきた。学生時代から通う常連客も多く、社長の小野浩二さんは「故郷のように思ってもらっている」と語る。

秀岳荘の歴史は、初代社長の金井五郎さんが北海道大の山岳部にテントやザックを作ったことから始まった。自身も山歩きが趣味だった金井さんは、店で山行の感想を聞いて改良を重ねる傍ら、まきストーブで作ったカレーを振る舞うなど、地元の登山家と深い信頼関係を築いた。

現在も同店は、商品説明を間違えれば客を危険にさらすこともあるため、販売ノルマを課さず、店員たちに山や海を楽しんで道具を熟知することを求めている。休日には店員が登山やカヌーに出かけるなど、自然と触れ合う機会を大切にしている。

秀岳荘のインスタグラムには、北国の自然を満喫する店員たちの姿が並び、彼らと話したいと訪ねてくる客も多い。道具を介して山を語り合う光景は創業当時から変わらない。山の日には流しそうめんやシカの丸焼きなどを振る舞うイベントも開催され、地域に根付いた登山用品店として愛され続けている。

小野さんは「もうけは結果としてついてくるもの。山で星空を見た時間を共有する。それだけで幸せじゃないですか」と語り、同店のこれからも、北海道札幌市北区の住民に自然と触れ合う機会を提供し続けるだろう。

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