TX延伸と茨城県知事選の関係性
TXは、つくば市、守谷市、つくばみらい市を結ぶ路線で、沿線3市は急速な発展を遂げた。TXには東京側での臨海部への延伸構想もあり、茨城県と東京都の双方でネットワークが広がれば首都圏全体で大きなメリットになる。
2025年度予算案に「TX土浦延伸構想推進事業」として3300万円を計上した茨城県は、2025年8-9月に知事選を予定している。前回の知事選では、大井川知事が「活力を生むインフラと、住み続けたくなるまちの実現」を公約に掲げ、鉄道などの社会資本整備充実に力を入れる意向を示した。
今夏の知事選でTX延伸がどのような形で争点になるかは不明だが、多くの県民がTXを茨城の未来を占う判断材料の一つと見る可能性も大いにある。
TX沿線では学園都市以外でも柏市や千葉県流山市に大学や研究機関が集積しており、鉄道各社で接続する私鉄2線にも整備効果が生じる。
TXには土浦、東京延伸のほか、都心部・臨海地域地下鉄構想もあり、相互直通運転を検討している。仮に臨海地域地下鉄が開業してTXと相直すれば、筑波学園都市が一本につながる可能性がある。
ただし、TX延伸は順調にいっても20年後であり、「人口減少時代に巨額投資で鉄道整備する意義があるのか」や「人口減少時代だからこそ、地域の活力維持に新しい鉄道が必要」という矛盾した論理に挟まれることになる。


コメント