龍ケ崎市の商業衰退、原因は?

龍ケ崎市

龍ケ崎市まとめ:イトーヨーカドー竜ケ崎店の閉店と地方商業の変遷

茨城県龍ケ崎市に所在するイトーヨーカドー竜ケ崎店が、2025年2月24日をもって閉店した。同店は長らく地域住民に愛されてきた大型店舗であったが、時代の流れと共に地方商業の変遷を余儀なくされた。

かつて、ダイエーは高度成長期から積極的に各地方の中心市街地に大型店を展開した。1997年時点では首都圏に92店舗、近畿に81店舗、その他の地域に144店舗を出店していた。しかし、モータリゼーションが進み、地方の商業適地は幹線道路沿いに移り、中心市街地は空洞化が進行した。ダイエーは不採算な地方中心市街地をスクラップすることなく、店舗数を増やすことで売り上げを補おうとしたが、不採算店の増加スピードが上回り、収益低下を止めることができなかった。

一方で、後発組のイオンは地方出身ということもあり、モータリゼーションという環境変化を早くから察知し、地方の幹線道路沿いに出店する方針に転換した。結果、1997年時点では、地方出身かつ後発のイオンは、首都圏、近畿圏はアウェーで店舗も少なかったが、地方の131店舗のうち8割がロードサイド立地となっており、その後も7割以上の店舗が存続することができた。

この状況は、今、地方の駅前、旧市街地がどんな状況にあるかを知る我々には当たり前かもしれないが、その当時は大都市出身の小売企業の多くがこのことに気付かなかった。イオン創業家の岡田家の家訓「大黒柱に車をつけよ」という言葉は有名であるが、スクラップ&ビルドで立地環境変化に対応したイオンは、生き残ってダイエーを吸収することになった。

龍ケ崎市民の皆様には、イトーヨーカドー竜ケ崎店の閉店は大きな影響を与えるかもしれませんが、地方商業の変遷と共に歩みを進めることが重要です。

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