「蒸気機関車の最後の走り 高萩市で解体へ、市民の反応は」

高萩市

高萩市まとめ:旧国鉄蒸気機関車「96蒸気機関車」解体・撤去へ

茨城県高萩市は、同市高浜町の高浜スポーツ広場に展示している旧国鉄の蒸気機関車「9600形」を老朽化に伴い解体・撤去する方針を発表しました。解体撤去に当たり、アスベストなどの化学分析調査を行う費用200万円を一般会計補正予算案に盛り込み、6月の市議会定例会に提出します。

このSLは通称「96蒸気機関車」と呼ばれ、量産される過程で初の純国産貨物SLとなった車両です。1915年9月に川崎造船所兵庫工場で製造され、主に東北、山陰地方を走る車両として使用された後、71年10月に廃車となりました。その後、72年4月に市と旧国鉄が無償貸借契約を結び、地域の教育資料などとして広く公開してきました。

設置以降は、国鉄OB有志による維持管理を目的とした団体「96を守る会」の協力を得ながら塗装や部分的な修繕を実施してきましたが、天井や床の抜け落ちが生じたため、数年前から周辺への立ち入りを禁止していました。

市はSLの所有者であるJR東日本と協議し、解体撤去を前提とした無償贈与を受けることを検討しています。6月議会で承認を得られれば調査を開始する予定です。

高萩市民の皆様には、長年地域の教育資料などとして公開してきたSLが解体・撤去されることになりますが、安全面や老朽化を考慮した上での決断であると理解しています。

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