つくば市まとめ:参院選結果と外国人差別の現状
7月20日に投開票された参院選では、茨城県つくば市で育ち日本国籍を取得した中国出身のナターシャさん(36)が「日本人ファースト」という主張にショックを受けている。ナターシャさんは4歳からつくば市で暮らし、多様な地域出身の外国人と共存してきた経験を持つ。
選挙結果では、参政党の桜井翔子氏が現職を破り初当選した。同党はつくば市で自民、国民民主に次ぐ約1万6000票を得た。ナターシャさんは「外国人が優遇されている」など事実に基づかない主張が広がったと指摘し、「デマを言ってもいい」という承認が与えられたようで怖いと話す。
つくば市は多様な人々が共存する街である。ナターシャさんは「ルーツの違う人がいない環境だと、『日本人』のフリをしなきゃいけない。私は周りにめちゃめちゃ合わせてしまうから、本当に疲れる」と語り、多様な人がいる場所のほうが安心して暮らせるとしている。
外国人差別は日常生活でも無言の圧力を感じているという。バスや電車で優先席に座らない外国人の友人は少なくない。「わずかでも違和感を持たれたくないから、『正しい移民』になろうとしている」と話す。
つくば市は、多様な人々が共存する街である。ナターシャさんは「長い目で見れば必ず良い方向に向かうはず。今は、自分ができることをやるしかない」と語った。


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