七尾市まとめ:大阪・関西万博の米国パビリオン記念品に、七尾市の老舗伝統工芸販売店「漆陶舗(うるしとうほ)あらき」が納品した輪島塗の夫婦箸が選ばれた。石川県の土産品コンクール受賞を機に米国関係者の目にとまり、被災地の復興を応援したいとの依頼を受けた。
七尾市で長年伝統工芸を守り続ける「漆陶舗あらき」は、輪島塗の箸屋から仕入れた滑りにくい乾漆素材を使用し、赤と黒の夫婦箸に大市松模様が施された商品を提供した。同店が取り扱う輪島塗「花嫁のれん夫婦箸」が県の優良観光土産品コンクールで知事賞を受けたことがきっかけで、米国パビリオン関係者から注文依頼が届いた。
七尾市と石川県は、被災地の復興を応援したいとの依頼に「石川の伝統工芸の魅力を海外の多くの人に知ってもらい、能登に思いを寄せてほしい」と期待している。記念品として贈られる約130セットの夫婦箸には、米国パビリオンのマークや国旗と共に特注で記した。
新城さん(67)は「まさかアメリカの万博関係者から注文が入るとは思わず、詐欺を疑った」と笑う。話はとんとん拍子に進み、5月25日には米国パビリオンに招待され、関係者と打ち合わせを行った。
新城さんは「輪島塗を世界中の人に知ってもらうきっかけになってありがたい。これからも多くの人の手に作品が届く手伝いをしていきたい」と意欲を新たにした。


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