北上市まとめ:ツインモールプラザ経営悪化と今後の対策について
岩手県 北上市 の中心部に位置する再開発ビル「ツインモールプラザ」が、運営会社である市の第3セクター「北上都心開発」の経営悪化により、負債総額約15億円に上ることが明らかになりました。市はこの事態を受け、プラザの土地や建物を買い取り、不動産会社などに運営を委ねて再生を図る考えです。
ツインモールプラザは、市中心部の再開発を目的に1999年4月に設立されました。開店当初好調でしたが、長引くデフレやコロナ禍などの影響で経営が悪化し、2023年8月には核テナントである「さくら野百貨店」が撤退しました。以降、入居する店の撤退は止まらず、フロアに空きスペースが増加したため、半導体機器メーカーに貸し出すなどして対応してきました。
しかし、24年度まで6期連続で営業赤字に陥り、金融機関から新たな融資を断られ債務返済猶予も要望より短くなるなど、経営破綻が現実味を帯びてきたため、市は3月に都心開発に経営から撤退するよう要請しました。
今後、市は都心開発と地元の地権者が所有するプラザの建物や土地を約9億4000万円で買い取り、コンサルタント会社や不動産会社などを公募してプラザをリースし、経営を委ねる「マスターリース」という手法を取る考えです。市は28日の臨時議会で、リース先を公募する調査費約4500万円を予算要求します。
一方、市立大学の設置構想も進められていますが、ある市議は「プラザはにぎわい創出の象徴。解決せずに大学構想を議論している場合じゃない」と語気を強めるなど、対策の危機感を募らせています。
市関係者は「都心開発が負債を減らすには資産売却しかない」と漏らし、経営改善の一環として、独自にプラザへの公共機関の誘致も進めているということです。

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