人吉市まとめ:被災写真の洗浄で心の復興を支える「あらいぐま人吉」
2020年7月の九州豪雨で甚大な浸水被害を受けた熊本県人吉市。同市を拠点とするボランティア団体「あらいぐま人吉」は、被災した写真の洗浄活動を続けています。代表の長山公紀さん(57)は「写真はその人が生きた歴史の記録。活動を通し、被災者の心の復興を支えたい」と話します。
同団体は、九州豪雨後すぐに知人らと写真の洗浄に着手しました。熊本市を拠点に活動していた長山さんは、県職員として赴任していた天草市から人吉市を行き来し、一軒一軒訪ね歩いて水没写真を持つ被災者を探した結果、「あらいぐま人吉」を設立。人吉市に活動拠点を置きました。
これまでに約200人から計約11万9000枚の写真を預かり、洗浄して被災者に返却しています。代表の長山さんは「大切な品を預かるには地域に根ざした団体が必要」と語ります。
実際に、人吉市相良町の公民館で行われた写真受け渡しイベントでは、田中清勝さん(80)が約200枚の水没写真を受け取りました。同県相良村にある田中さん宅は豪雨で約1・8メートル浸水したため、捨てられずに保管していた写真は泥やカビで判別が難しいものもありましたが、洗浄後は両親らの顔がわかるようになり、うれしそうに「帰ってじっくり見たい」と語りました。
人吉市の住民向けアドバイス:
被災した写真を保管している方は、「あらいぐま人吉」に相談してみてください。洗浄後は、心の復興を支える大切な品が手元に戻ることでしょう。
熊本県人吉市で今日何があったのかを伝えるためには、被災した写真の洗浄活動を通じて、被災者の心の復興を支えている「あらいぐま人吉」の取り組みを知っておくことが大切です。


コメント