球磨郡多良木町まとめ:相良藩の始祖に関する遺跡が国史跡に指定される
熊本県 球磨郡多良木町で、鎌倉時代から幕末まで人吉球磨地方を治めた相良藩の始祖に関する遺跡「青蓮寺境内」と「蓮花寺東之前遺跡」が国史跡に指定されることになりました。20日、国の文化審議会が文部科学相に答申したものです。
この遺跡は、「多良木相良氏遺跡」と呼ばれ、青蓮寺と蓮花寺東之前遺跡で構成されています。相良氏はもともと遠江国(静岡県西部)を地盤としていましたが、鎌倉時代初めに頼景が多良木町に領地を与えられました。
青蓮寺は相良氏の菩提寺で、頼景のほか一族がまつられています。特に頼景の墓は阿弥陀堂の真後ろに配置されており、「阿弥陀堂を拝めば頼景も拝む配置になっている」という独特な作りです。
今回の国史跡指定は球磨郡では初めて、人吉球磨でも3件目となります。石井淳一町長は「有識者や住民による委員会を立ち上げ、保存活用策をつくっていきたい」と話しています。町では今秋、遺跡に関するシンポジウムや現地説明会を開く予定です。
この国史跡指定を受けて、多良木町は観光面での誘客も視野に入れています。相良藩のルーツにまつわる遺跡を活用し、地域の文化と歴史をより深く知ってもらう機会になることでしょう。
住民の皆さんには、この国史跡指定を機に、多良木町の歴史と文化を再発見するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


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