【熊本市民に警鐘】都市型水害の内水氾濫、防災システム研究所が分析結果を公表

熊本市中央区

熊本市中央区まとめ:記録的大雨が残した爪痕と防災対策の重要性

8月10日から11日にかけて、熊本県は記録的な大雨に見舞われました。特に熊本市中央区の下通アーケードでは「内水氾濫」が発生し、多くの店舗が浸水被害を受けました。

防災システム研究所の山村武彦所長は、「今回の繁華街の浸水は『内水氾濫』ということになる」と判断し、排水機能が追いつかずに河川の水位も上がっているため、排水溝や側溝から河川に流れ込むことができなかったと説明しました。

また、山村所長は下通アーケード周辺の地形にも着目し、「例えば、向こうの白川よりもこの辺りが低くなっている。周辺に降った雨がわずかな傾斜だが、全部、この低地に流れ込んでくる」と話しました。

浸水被害を受けた下通アーケード近くの飲食店を訪ねたところ、ビルの地下1階にある球磨焼酎専門バー『ロックスピリッツ』の星原克也さんは「壁のここから水が出てきた。最初はここからポコポコと水が出てきて…」と話し、浸水は拡大し、天井の壁際からも大量の水が店内に流れ込んだという。

山村所長は「これが『内水氾濫』の典型例。排水溝に入った雨水が低地の排水溝から噴き出すという状態が起こる」と話し、浸水対策が不十分だったと指摘しました。

一方で、車で避難する場合には早めに避難することが大事であり、アンダーパスなど冠水が想定される道路を事前に調べ、避難場所までの経路の安全を確認してほしいと呼び掛けました。

山村所長は今回の被害状況を見て回った総括として、「床下、床上浸水は非常に多岐にわたっている。土砂災害も各地で起きていて、かなり地盤も緩んでいる所がそのままになっているようなので、今後の対策が非常に重要」と話し、被災者に寄り添う気持ちを形に表すことが大事であると述べました。

また、「あすはわが身、ひとごとではない」思う心が必要であり、ボランティアの力や義援金での応援も求められています。

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