水俣市まとめ:水俣病を学ぶ七山中3年生に元教諭が教訓伝える
熊本県水俣市を訪れる予定の唐津市七山中3年生は、25日、水俣病について学習しました。元中学社会科教諭の堀田雄二さん(62)が講師となり、水俣病の発生メカニズムや公式確認までの経緯を解説した上で、当時の市税の6割を原因企業チッソが支払い、就業者の半分が同社や関連企業に勤めていた実態を紹介しました。
堀田さんは「無関心にならず、問題意識を持ってほしい」と生徒たちに語りました。水俣病の原因有機水銀が海に垂れ流された期間は36年間に及んだことや、国が当初何もしなかった背景を説明し、「国は時として過ちを犯す」と述べました。
生徒の一人、鬼木衣祢さんは「国にも責任があること、市民が声を上げられない状況にあったことを初めて知った」と理解を深めていました。堀田さんは退職後、被爆者から聞き取った体験を次世代に伝える「交流証言者」の活動も行っています。
水俣市の住民の皆さんには、改めて水俣病の教訓を学び直す機会として捉えていただきたいです。水俣市は、熊本県で唯一の指定都市であり、水俣病の被害者が多くいます。水俣市民として、当時の出来事や原因企業チッソの実態を知り、問題意識を持つことが大切です。
また、水俣市は、2019年には「水俣病資料館」が開館し、水俣病の歴史と教訓を後世に伝える取り組みも行われています。熊本県水俣市で生活する皆さんには、是非この機会に水俣病について学び直し、次世代に繋げる活動に参加してみてはいかがでしょうか。


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