昭和天皇の即位儀式「昭和大礼」で使われた建物が上京区の寺に転用された理由

京都市上京区

京都市上京区まとめ:昭和天皇の即位儀式の昭和大礼で使われた建物の一部が、乙訓寺(京都府長岡京市今里3丁目)の客殿に転用された経緯を解説する講演会が開かれた。同市文化財保存活用推進会議事務局主催の講演会は、文化財の保護と活用を目的に毎年開催され、今回で3度目。

京都府長岡京市今里3丁目の乙訓寺客殿に転用された建物の一部は、昭和天皇の即位儀式である昭和大礼で使われたもの。講演会では、京都市文化財保護課の原戸喜代里さんが「昭和大礼の建物の下賜と乙訓寺客殿」の演題で、乙訓寺の客殿の歴史的背景や重要性について語った。

大礼は、昭和3(1928)年11月に京都御所(京都市上京区)で行われた。原戸さんは当時の写真を示しながら、にぎわいや儀式のために造営された施設を紹介した。大礼が終わると施設は解体されて部材は下賜され、乙訓寺には車馬部詰所30坪と大嘗宮の板垣3間が下賜された。

乙訓寺客殿は、くぎの跡が残る天井板を使用していたり、板の風合いや柱の太さなどから床の間には板垣が使用されたと考えるなど、当時の痕跡が残されている。講演会では、下賜された建物に敬意を払い転用された当時の建物と人々の思いが伝わる重要な遺構であることが強調された。

このような文化財保護と活用の取り組みは、京都市上京区や京都府で大切にされてきた歴史的建造物や文化を後世に残すために非常に重要です。

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