伊賀市まとめ:春萌窯の挑戦と青い景色
三重県伊賀市東高倉に位置する窯元「春萌窯」は、コロナ禍で大きな打撃を受けました。陶器市やクラフトフェアなどの直接販売の機会が次々と中止になり、売り上げはゼロになったのです。しかし、小辻真一さん(60)は決してあきらめませんでした。
春萌窯は、真一さんが熊本出身で滋賀県信楽窯業技術試験場で学び、1991年に滋賀県高島市で窯を築いた後、2015年には伊賀市に移転しました。使う土は、最初に窯を築いた時から伊賀の土です。
コロナ禍前は各地の陶器市やクラフトフェアなどで直接販売する形をとっていましたが、20年からイベントは中止になり、売り上げはゼロになったため、真一さんは新たな挑戦を始めました。様々な土や釉薬を試すうちに、見たことのない「青」が生まれました。
この青い景色は、単純な青一色ではなく、薄い青や濃い青の中に赤や黒、茶なども交じる複雑な色合いです。真一さんは、「こんな青は伊賀焼だけでなく、全国にもないのでは」と自信を持っています。
春萌窯は現在、焼成を3日に1回、20時間かけて行っており、器は単純な青一色ではなく、複雑な色合いを呈した「景色」です。真一さんは、「裏切られてます」とあせりがにじみますが、新たな挑戦と情熱で、春萌窯の未来を切り拓いています。
伊賀市の住民は、春萌窯の青い景色を是非一度見てみることをお勧めします。


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