石原良浩さん)「うれしいこと。それだけラッコという生き物に興味を持ってもらえている。私ら飼育員は黒子なので、メイとキラさえ目立てばそれでいい」
午前9時40分、1回目のお食事タイムが始まりました。息の合ったかわいらしい動きもただのファンサービスではなく、一つ一つに意味があるといいます。
飼育係 南理沙さん)「目がよく見えているか、足や手がしっかり使えているかを、トレーニングを通して確認している」
お食事タイム終了後、向かったのは地下。水槽の水をきれいにしている装置。ラッコにとってすごく重要で、毛が汚れてしまうと命に関わるので、水がきれいなのは大切。
飼育係 南理沙さん)「これだけの規模の装置を使ってるのはラッコだけ」
水をきれいにするために、二重三重の工夫が。抜け毛がかなり多いというラッコ。毛の密度が1平方ミリメートルあたり人間が2本から4本なのに対して、ラッコは1200本。その毛はやわらかく保温性が高いため、海外では「柔らかい金」と呼ばれるほど価値のあるものです。
飼育係 南理沙さん)「これです、抜け毛。(Q:メイちゃんとキラちゃんの抜け毛?)(2頭の抜け毛が)混ざっている」
ろ過槽などにつまらないように、毎朝、メイちゃんとキラちゃんが寝ていた場所に落ちている抜け毛を回収しています。
飼育係 南理沙さん)「ぬれているのにふわふわ。他の動物にはない感触なので、一番最初はびっくりした。ぬれてるはずやのに!表面しかぬれていないので、かき分けるとぬれていない毛が出てくる」
専門家も、飼育環境の整備が、ほかの動物に比べて難しいと指摘します。
京都大学野生動物研究センター 三谷曜子教授)「陸場もなければいけないし、ろ過をしなければいけないし。食べ物が高価なのなので、餌代を確保しなければいけない。条件が限られてしまう」
午後1時。お昼休憩を挟み、2回目のラッコのお食事タイム。外のエリアまで長蛇の列が!今は、ラッコとの相性はバッチリだという南さん。しかし、過去にはこんなことも…
飼育係 南理沙さん)「キラにかまれて穴があいたというか、ギュってやられた。内出血で周りが青白くなる」
ラッコはかむ力が強く、南さんの腕には数年前の傷が今も残っています。
飼育係 南理沙さん)「基本的にはかまれるときは、飼育員のアプローチの仕方が悪いので、加減が分かってきた。このライン越えたらかむんだろうなというのを見定めながら(接する)」
1日3回のお食事タイムを終え…勤務終了。

コメント