四日市市まとめ:かがくいひろし展で子どもたちの笑顔を想像する
三重県四日市市立博物館で、子どもたちに人気の絵本「だるまさん」シリーズの作家、かがくいひろしさんの魅力を紹介する特別展が開催されています。丸っこくてユーモラスなキャラクターの原画約200点や、かがくいさんの生い立ちや制作の裏側を伝える資料約500点などを展示しています。
かがくいさんは特別支援学校の教諭だった2005年、50歳のときに講談社絵本新人賞を受賞し、作家デビューしました。創作に専念するため4年後に学校を退職したものの、半年後に病のため急逝してしまいました。「だるまさん」は3シリーズ累計発行部数が1千万部を超える大ヒット作品で、15年以上経った今も子どもたちに読み継がれています。
展示ではかがくいさんの絵本16作の原画や未完の下絵などが並びます。特に注目すべきは、教育現場での経験が作品の魅力につながっていることが感じられる資料です。学生時代の写真や障害がある子どもたちと接した教諭時代に描いたスケッチ、上演した人形劇の道具などを通じて、かがくいさんの絵本創作の背景を知ることができます。
同館学芸員の川端蒼海さんは「かがくいさんの絵本の創作の背景には特別支援学校の先生としての経験があったことを知ってもらうことで、子どもも大人も、絵本の楽しみ方が広がるのではないか」と話しています。四日市市で開催中のこの展覧会は6月1日までです。一般千円、高・大学生600円、中学生以下無料で、有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
子どもたちに笑顔を届けるかがくいひろしさんの世界を体験しに、四日市市立博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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