子どもたちは3割にも満たないという現実を、山賊キャンプでは体験を通して伝えています。例えば、野菜は地元の農家さんが提供してくれたもので、「お野菜マップ」で誰が育てたかがわかるようになっています。ときには農家さんが来て、野菜を育てる苦労や思いを子どもたちに語ってくれることもあります。
調理時は油汚れをペーパーでふき取り、米の研ぎ汁を使って一度洗い、それから水道水で流すという自然への配慮も徹底されています。生ごみも堆肥化するなど、自然を守るための工夫が随所にあります。
このような一つひとつの行動は小さな積み重ねかもしれませんが、「きれいな川でまた遊びたいから、汚さないようにしよう」という気づきや「野菜を残すのはもったいない」と思える感覚につながります。
山賊キャンプに参加した子どもたちは火を起こしてご飯を作り、水の使い方を工夫しながら自然の中で暮らすように過ごします。便利なものに頼らずに生活する体験は今ある暮らしが“当たり前”ではないことを肌で感じさせてくれます。
実際、保護者からは「家に帰ってきてご飯を出したとき、『何もしなくてご飯が出てくるのってすごい。魔法みたい。幸せ。』と言っていたのが印象的でした」という声もありました。
子どもたちはただ遊んだり料理したりするだけでなく、その裏側にある人の手間や自然の恵みへの感謝を自然と学んでいます。


コメント