「100年に1度の奇跡」壱岐高校野球部、甲子園出場へ!島民の期待と共に挑む
春の選抜高校野球大会に出場する壱岐高校野球部は、島外の強豪校から声がかかる選手もいたが、みんなで島に残り「壱岐から甲子園を目指す」と心に誓い、夢を叶えたチームです。主将の浦上脩吾とキャッチャーの岩本篤弥は郷ノ浦中学校時代、九州大会で優勝した経験があり、「黄金世代」と呼ばれています。
「全員、壱岐高校に行って甲子園に行こう」と話し合い、チームの結束を高めました。島外の強豪校に進学する選択肢もあったが、みんなで残り、互いの性格やプレーの特徴を知り尽くしている21人の関係性がこのチームの強さです。
坂本 徹監督は「壱岐で生まれて、壱岐で育っている仲間。ライバルで戦った子たちが仲間になり、言いたいことを言い合える関係。それが強みになっている」と語ります。
試合中も家族のような関係性が良い結果を生んでくれました。「チームの中だったら、仲の良さが最大の武器。お互いのことを特徴とか小さい頃から仲が良く、知り尽くしている。仲の良さが壱岐高校の強み」と岩本選手は話します。
甲子園を目指す中で、島ならではの悩みにもぶつかります。練習試合をしようにも、一度の遠征で30万円ほどの費用がかかる壱岐。制約の多い練習環境の中、鍛え上げてきたのは「守備」でした。
秋の県大会では、準々決勝と準決勝で「甲子園経験校」と対戦し、完封勝利。5試合を戦ってのチーム防御率は「1.38」で、堅い守りを武器に甲子園に挑みます。
壱岐市が行ったクラウドファンディングで全国から寄付金が集まり、選手らの遠征費などにあてられます。32校が出場する春の選抜高校野球大会は、3月7日に組み合わせ抽選会が行われ、18日、兵庫県の阪神甲子園球場で開幕します。
「まずは1勝を目標にチーム一丸となってやる。21世紀枠に選ばれなかった高校の思いを背負って、地域や応援してくれる方々に感謝の気持ちを持って全力プレーで1勝を目標に結果で恩返しができるように頑張る」と浦上主将は語ります。島民の期待と共に、壱岐高校野球部が甲子園で戦います。


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