奈良市まとめ:春日大社で開催中の特別展「華やぐ春に絵画を楽しむ 春日大社の屛風・絵巻・掛軸」
現在、奈良県 奈良市 の春日大社国宝殿で、特別展「華やぐ春に絵画を楽しむ 春日大社の屛風・絵巻・掛軸」が開催されています。同展では、春日大社に伝わる多くの絵画を集めた展示を行っており、奈良市民はもちろん、県外から訪れる人々も楽しめる内容となっています。
会場で目玉となるのは、江戸時代の「桜花流水図屛風」と「鹿図屛風」です。前者は川のほとりに立つ山桜が満開となり、川面に散っていく様子を華やかに描いた作品で、後者は幅約5・4メートルの巨大な屛風に多くの神鹿が群れ集う様子が金地の上に大きく描かれています。
また、別室では近年奉納された幕末の画家、冷泉為恭の晩年の作品群も展示されています。中でも「薔薇(ばら)図」は尊皇攘夷派によって殺害される前月に描いた作品で、春日大社には為恭が10代のころに描いた絵巻も奉納されており、初期から晩年までの作品がそろうことになりました。
同展を企画した松村和歌子学芸員は、「江戸時代まで春日大社には神仏習合の祈りの場となる多くの建物があり、屛風や掛け軸などの絵画に彩られていた。その空間を想像していただければ」と話しています。
同展は6月25日まで開催されます。会期中無休で、拝観料は大人700円、高校・大学生400円、小中学生300円です。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)へお願いします。
奈良市民の皆様、この機会に春日大社国宝殿を訪れて、美しい絵画に彩られた空間を体験してみてはいかがでしょうか。

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