桜井市まとめ:富雄丸山古墳と桜井茶臼山古墳の関係性に迫る
奈良県 桜井市 に位置する富雄丸山古墳と桜井茶臼山古墳は、どちらも古代日本の権力者を埋葬したとされる前方後円墳です。最近の発掘調査で、富雄丸山古墳から出土した銅鏡3枚が、桜井茶臼山古墳に類似するものであることが判明し、両者には何らかの関係性があったと考えられます。
富雄丸山古墳は、奈良市の国内最大の円墳で、2023年度の発掘調査で「三角縁神獣鏡」などの銅鏡3枚が見つかりました。調べた結果、いずれも上質の中国鏡と判明し、ヤマト王権からもたらされたと考えられます。特に、三角縁神獣鏡は、桜井茶臼山古墳で出土した「兄弟鏡」と同じ鋳型で作られたものであり、両者には強い関係性があったことがうかがえます。
一方、桜井茶臼山古墳は全長204メートルの前方後円墳で、103枚の銅鏡が出土し、絶大な権威を示しています。富雄丸山古墳に、桜井茶臼山古墳の三角縁神獣鏡の「兄弟鏡」が副葬されていたことは、両者が何らかの関係性があったことを物語ります。
福永伸哉・大阪大名誉教授は、「二つの古墳に約100年の年代差があることが重要だ。銅鏡3枚をすぐに副葬しようと思うほど親密ではないものの、数世代後には墓に入れてもよいと思えるような、緊張感も交えた間柄だったのではないか」と話しています。
この発見は、古代日本の権力者や文化交流の理解を深める重要な手がかりとなります。奈良県立橿原考古学研究所と奈良市教育委員会は、「王権は有力者の実力や王権との距離に応じて大小の銅鏡を配り分けており、富雄丸山古墳の被葬者との関係の強さをほうふつとさせる」と評価しています。
この機会に、奈良県 桜井市 の住民は、桜井茶臼山古墳や富雄丸山古墳を訪れ、古代日本の文化や歴史をより深く理解することができます。


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