瀬戸内市まとめ:コロナ禍とハンセン病の歴史を学ぶこと
岡山県 瀬戸内市 の国立療養所「長島愛生園」は、2020年春にコロナ禍が起きた際、面会や外出を制限する中で原則として施設を外に開き続けました。同園の山本典良園長に話を聞いたところ、入所者が差別される光景をながめたハンセン病元患者は「ハンセン病の歴史が繰り返されている」と指摘したと言います。
コロナ禍で感染者や家族が偏見差別にさらされたことはショックであり、医療従事者の子どもの登校や登園が地域住民に拒まれるニュースを見たハンセン病元患者の入所者は「誰でも感染する」病でなければ差別していいのかと反発を覚えました。
長島愛生園は、全国13あるハンセン病療養所で唯一、面会・外出を原則禁じませんでした。山本典良園長は、「コロナ禍が2年程度続く」と予想し、入所者たちの多くが思春期に家族から引き離され、強制隔離政策により外出を禁じられた過去があるため、再び外出禁止の状態で人生を終えることはあってはならないと考えました。
悩んだ末に、面会・外出制限はしないと決め、園内の一般舎には制限を課さず、緊急事態宣言には従うという方針を取った結果、コロナ禍初期、ハンセン病の歴史を学ぶために療養所や歴史館を見学できるのは全国で長島愛生園だけという状態になりました。
岡山県 瀬戸内市 の住民は、正しく知って、正しく怖がることが大切です。コロナ禍とハンセン病の歴史を学ぶことで、私たちは何を学んだのかを考える必要があります。


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