瀬戸内市まとめ:古代須恵器を再現するプロジェクトがスタート!岡山県 瀬戸内市 の寒風古窯跡群で生産された須恵器を奈良文化財研究所と協力して再現する取り組みが始まりました。
平城宮跡歴史公園のいざない館で開催中の企画展「須恵器をつくる」では、古墳~奈良時代に作られた須恵器の窯跡調査成果と、現代陶芸家の作品を展示しています。須恵器は硬質の焼きもので、古墳時代に朝鮮半島から製法が伝わり、奈良時代には各地から平城京に運ばれてきた備前国(現在の岡山県東部)もその一つです。
瀬戸内市の寒風古窯跡群は7世紀の飛鳥時代を中心に100年近く須恵器を生産した窯の遺跡で、地元の郷土史家・時實黙水によって調査されました。2016年に寒風古窯跡群の須恵器に関心を持つ瀬戸内市の陶芸家らが奈文研を訪ねて協力して古代の須恵器を再現するプロジェクトがスタートしました。
展示には、平城宮跡で出土した地方産の須恵器や時實黙水が収集した資料も並びます。古代須恵器復元プロジェクトの作品は一見遺跡の出土品のように見えますが、各所に現代的な遊びが隠されています。
展示を企画した神野恵・奈文研展示公開活用研究室長は「考古学者と陶芸作家のコラボで、お互いに考えてもいなかった作品が生まれている」と話しています。8月31日まで、午前9時~午後5時(入館は4時半まで)に開催されます。観覧無料です。
この機会に、古代須恵器の世界を体験してみてはいかがでしょうか?

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