嬉野市まとめ:新素材「晟土」がもたらす環境に優しい肥前吉田焼の未来
佐賀県 嬉野市で400年以上続く伝統的な陶磁器、肥前(ひぜん)吉田焼が近年注目を集めています。転機となったのは、新素材「晟土(せいど)」の開発です。この「晟土」は、環境負荷を減らすために生み出された逆転の発想による陶土でした。
この「晟土」を考案したのは、陶芸家で「224(ニーニーヨン)」代表取締役の辻諭さんです。関西の大学を卒業後、実家の窯が経営難との知らせを受け嬉野に戻り、作陶を始めました。
通常、器は素焼き後に釉薬をかけて本焼きする2度の焼成がありますが、この過程で大量の二酸化炭素を排出します。さらに、原料に含まれる鉄粉などの影響で表面に黒点や凹凸ができ、規格外品となってしまう割合は約10~20%にも上ります。
「晟土」はこの問題を解決するために生み出されました。環境負荷を減らすためには、焼成回数を減らすことが必要でした。辻さんは、素材の研究と実験を重ねて、陶土に含まれる鉄粉などの影響を最小限に抑える方法を発見しました。
この「晟土」は、環境に優しい肥前吉田焼の未来を示しています。佐賀県 嬉野市で400年以上続く伝統的な陶磁器が、新素材「晟土」の開発によって新たな一歩を踏み出しました。
嬉野市の住民は、環境に優しい製品を日常生活で使用することで、地域の取り組みを応援することができます。


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