秩父市まとめ:第75回全国植樹祭が開催され、埼玉県の森林資源の充実を改めて浮き彫りにした。同県は木材消費地として有数なのに、製材工場の減少により木材供給が追いついていない現状がある。
秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークを主会場に開かれた第75回全国植樹祭。埼玉県は「活樹(かつじゅ)」を訴えているが、実現のためにどんな施策が必要なのだろうか。
県森づくり課によると、県内の森林に蓄えられた木材量は1950年度と比較して2022年度には約4倍にまで増えた。戦後の植林のおかげで、うち8割が木材として使える大きさに育っており、森林資源は充実している。
一方、後継者不足などから製材工場は減少。1980年に341あった工場は2023年に43まで減った。埼玉県は24年の木造住宅着工戸数で全国第3位と有数の木材消費地なのに、木材を供給できていないのが実情だ。
秩父市に住む人たちには、身近な問題として捉えることができる。例えば、自宅の新築やリフォームの際、県産木材を積極的に使用することで、地元経済の活性化と環境保全に貢献することが可能だ。
また、秩父市には多くの製材工場が存在し、後継者不足は深刻な問題である。将来の森林資源の確保を考える上で、若い世代の技術継承や新たな人材の育成が急務だ。
埼玉県と秩父市は連携して、木材供給体制の強化に取り組む必要がある。住民も含めた協力体制を構築し、持続可能な森林資源管理を目指すことが重要である。


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