甲賀市まとめ:信楽高原鉄道列車事故から34年、追悼法要で安全な鉄道の実現を誓う
滋賀県甲賀市(旧信楽町)で発生した信楽高原鉄道列車事故から14日で34年が経過しました。事故では42人が死亡、628人が負傷し、多くの人々に深い悲しみと衝撃を与えました。
この日、現場近くで両社主催の追悼法要が行われ、遺族や関係者ら21人が参列し、黙禱(もくとう)を捧げました。事故発生時刻の午前10時35分ごろには、信楽高原鉄道の列車が警笛を鳴らしながら通過しました。
追悼の言葉として、信楽高原鉄道の正木仙治郎社長は「安全には終わりがない。信楽高原鉄道列車事故のような事故を二度と引き起こさないことが私どもに課せられた最も重要な責務」と述べました。また、JR西日本の長谷川一明社長は「役員、社員一人ひとりが事故の悲惨さ、命の大切さを心に刻み、一層力を入れて、事故の事実や反省、教訓を後世に継承し続けていく」と語りました。
当時2歳だった長男と父を事故で亡くした男性(65)も法要に参列し、慰霊碑前に献花しました。男性は「事故の原因となったミスをなくす取り組みをどう進めていくのか、今後も注視していく」と話しました。
この信楽高原鉄道列車事故を機に、関西大の安部誠治名誉教授(72)は30年以上にわたって鉄道の安全を見守り続けてきました。安部教授は当時、第三セクターの鉄道経営を研究していた際に遺族から協力依頼を受け、常設機関の設立運動に参加したことがきっかけでした。
事故から34年が経過し、安全な鉄道の実現に向けた取り組みは進んでいるものの、安部教授は「JR西日本の姿を今どう見ているのか」と問いかけました。私たちはこの教訓を忘れずに、将来にわたり安全な鉄道を築き上げていく必要があります。
滋賀県甲賀市で暮らす皆さんも、今日改めて安全な交通インフラの重要性を考える機会としていただければと思います。


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