浜松市浜名区まとめ:エフ・シー・シーの技術がパラオの害虫防除に貢献
静岡県 浜松市浜名区 に本社を置く二輪車や自動車部品製造のエフ・シー・シー(FCC)が、西太平洋の島国・パラオの害虫防除に協力しています。同社は独自の画像検査システムでミバエの種類を識別し、効果的な対策を打ち出すことに貢献しています。
パラオではフタスジマンゴーミバエ、パンノキミバエ、ミカンコミバエの3種が深刻な食害をもたらしており、防除のコストも高く、国を挙げた根絶計画は予算不足で頓挫した経緯があります。現地では国内145カ所にわなを仕掛け、1匹ずつ種類を見分けて地域ごとの分布データを集め、特定のミバエに効く薬品散布などの防除計画を立てていますが、高精度とは言えません。
そこでFCCは独自の画像検査システムを導入し、ミバエの種類を見分ける装置を開発しました。ベルトコンベヤーを流れるミバエの羽の形などを分析して瞬時に識別する仕組みで、人の目では千匹の識別に1日かかるが、この装置は5分弱で終了します。
このシステムはすでにパラオで稼働しており、ミバエの画像データなどの情報を日本のサーバーで一元管理し、不備があれば日本から遠隔対応する体制も整えています。将来的には他の国や地域にも普及できれば、天気予報のように害虫の飛来を予見できる可能性もあります。
エフ・シー・シーの土屋彰範さんは「農業と害虫をキーワードにビジネスを大きくしていきたい」と意気込んでおり、同社は新たな分野を開拓することで成長を目指しています。


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