【清水区に平和の足跡】朝鮮通信使の道を追う、現代版通信使が静岡市に到着

静岡市清水区

静岡市清水区まとめ:21世紀の朝鮮通信使が静岡県内を通過、平和外交の礎をたどる

江戸時代、「朝鮮通信使」が歩いたソウルから東京までの道をたどる“21世紀の朝鮮通信使”が静岡県内を通過しています。実は、そこには、静岡との深いつながりや平和外交の礎がありました。

「朝鮮通信使」とは、江戸時代に徳川家康が秀吉の朝鮮出兵で悪化した日本と朝鮮の関係を修復しようと力を入れた取り組みで、朝鮮から日本へ12回派遣され、「平和外交」の象徴とされました。2017年には、この朝鮮通信使の歴史的意義がユネスコの「世界の記憶」に登録され、国際的にも「平和友好」の象徴として認知されています。

一行は、3月9日にソウルを出発し、4月18日に静岡県内へと入りました。各地で交流しながら合計53日間かけてゴールの東京を目指します。今回が10回目の開催となりますが、実は、主催者はある大きな決断をしました。それは今回で終わりにすることです。

メンバーの高齢化などを理由に、今回で最後としたのです。そんな一行の勇姿を見届けようと県内に入ると、各地で歓迎イベントやおもてなしがされました。新茶シーズンを迎え、萌黄色の新芽が輝く中途中で立ち寄った江戸時代から続くとされる茶屋では、掛川茶といって地元のお茶を試食しました。

一行は、旧東海道の面影を残す金谷坂の石畳や岡部宿では大旅籠の柏屋にも立ち寄ります。家康が住んでいた静岡は、特に盛大な歓迎が行われ、深いゆかりがあります。

当時、鎖国中だったこともあり、日本側にとっても新たな文化を学ぶ貴重な機会でした。朝鮮通信使のおかげで、江戸時代には日朝間で戦争が起こらなかったともいわれ、まさに「平和外交」の象徴だったのです。

今回で最後となってしまう“21世紀の朝鮮通信使”。メンバー同士や各地での交流を通じて、平和のために信頼関係を築く大切さを感じているようです。

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