トライアルホールディングスが西友を買収し、「最強DX」を進めることで、店舗の収益アップや人件費の抑制などの効果を生み出しています。亀田副会長は「デジタルテクノロジーを徹底的に活用しようという考えが根底にある」と語り、企業文化や店舗の立地、商品構成などで補完関係があるため、西友との融合作業を優先するとしています。
具体的には、西友の店舗にスキップカートを導入したり、都市型の新業態「トライアルGO」と連携してコンビニエンスストアとの差別化を進めるなどが考えられます。岩井コスモ証券の饗場大介シニアアナリストは「手薄だった人口密集地の店舗を獲得できたので、データ分析を通じ、都市部に合わせた戦略を組みやすくなるだろう」と見ています。
ただし、実際に効果が出るまでには時間がかかるため、企業のM&Aは事前のコミュニケーションが重要です。トライアルHD・西友が国内の流通小売業界にどんな新風を吹き込むのかは、もう少し先になりそうです。

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