立川市まとめ:国立音楽大学が19世紀末の小型フォルテピアノを複製、創立100周年記念事業で公開へ
東京都立川市にある国立音楽大学は、来年の創立100周年記念事業として、19世紀末に作られた小型の「フォルテピアノ」を複製しました。学生の授業用に作られたこの楽器は、コンサートや一般公開で演奏されます。
複製されたのはウィーンで活躍した鍵盤楽器製作の名匠、アントン・ワルターが1795年ごろに手がけたピアノです。重さは現在のピアノより5分の1ほどで、鍵盤の数も63鍵と少ない特徴的な楽器です。
素材には、新校舎建設の際に伐採したケヤキを使用し、設計図を元に約3年かけて今年3月に完成しました。同大の愛称から「くにおんフォルテピアノ」と名付けられ、同大楽器学資料館に保存されています。
初お披露目は4月18日で、約400人が訪れたコンサートで演奏されました。定期的に一般公開し、実際に弾くことができる機会も設けます。担当者は「当時の作曲家たちがどういう音色を求めて作曲したのかを知ることができる。現代のピアノとの違いを感じてほしい」と話しています。
6月27日には、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで1位となったトマシュ・リッテルさんがリサイタルでフォルテピアノを弾きます。会場は同大で、申し込みは楽器学資料館のウェブサイトからできます。
この機会に、立川市在住の方々も是非国立音楽大学の「くにおんフォルテピアノ」を体験してみてください。

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