会った頃の高木さんは、純粋で素直な青年という印象だった。口数は多くないが、一生懸命で初々しい雰囲気があり、きちんとした家庭で育ったことがうかがえた。山形出身と聞いていたが、実家が酒蔵とは想像もしていなかった。
高木さんはGORIに通うようになり、藤本さん夫妻は美味しい料理を提供し、多種類の日本酒を安い値段で飲ませてくれた。高木さんは頻繁に通うようになり、仕事上の悩み事や接客に関する相談もするようになった。
GORIは、高木さんにとって身も心も安らげる場所になっていき、「たらふく飲んで酔いつぶれて、翌朝、目覚めたら壁にセーラー服がかかっている」ということもあった。藤本家の長女の部屋で寝かせてもらっていた。
高木さんは、GORIを通じて人生の師匠のような存在である藤本さん夫妻と出会い、家族ぐるみの付き合いを続けている。


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